みなさん、お疲れ様です。
もう8月も中旬になってしまいましたね。
私は今、カナダの大学院入学に備えて、準備コースを日本からオンラインで受講しています。
そのコースを受けるために先月仕事を辞めて、今Week 4まで終了しました。あと残り2週です。
今日は途中経過として、日本から受講するオンラインコースの様子をお伝えしたいと思います。
私がオンラインで入学準備コースを受講することになったいきさつは過去のブログで紹介していますので、もしよろしければあわせてご参照ください。
コース内容
私が受講している準備コースは、アカデミック英語コース + カナダの文化や歴史を学ぶコース の2つで構成されています。
この2つを一定の成績で修了することができれば、語学要件(IELTSやTOEFLなどのスコア)が免除され、正式に大学への入学が許可されます。
このコースに入るためにも最低語学要件があるので、入ってくる生徒さん達の英語力は元々高いです。
同じ大学の語学コース初級からスタートして、中級、上級とレベルアップして最終的にこの準備コースに入ってこられた方もたくさんいます。
アカデミックな英語表現、文法、フレーズなどはすでに修得しているものとして進められます。(私は当初、少しはそのようなことも学べるのかと思っていましたが、甘かったです・・・。)
アカデミック英語コース
今は、APAスタイルのエッセイライティングや引用方法について主に学んでいます。
毎日毎日、その日に終了しなければいけない課題が出されるので、それをひたすらこなしていく感じです。
- オンラインで読める教科書や、資料の指定されたページを読み、問題に答える
- テーマに沿って、指定された方法でエッセイを書く
- Peer Review(他の学生のエッセイを添削)をする
- Discussionフォーラム(Chat Roomのようなもの)で意見を書き込む
ライブ授業は週に1回Zoomを通して、少人数でのグループに分けられてディベートを行ったりしています。
私のようにカナダ国外から受講している留学生も多いので、時間はBC州での夕方、アジア圏での翌日朝に設定してもらえて助かっています。
カナダの文化や歴史を学ぶコース
大学1年生の一般教養として取るコースと同じ内容です。(希望すれば、追加料金を支払って入学後の単位として認定してもらうこともできる。私は大学院生なので対象外。)
このコースは今Week 2まで終わって、主にFirst Nationsの歴史について深く学んでいるところです。
- 指定された資料を読んだり映像作品を見たりして、それに関するエッセイを書く
- Discussionフォーラムで意見を書き込む
- 学生向けに、カナダの文化に関するアンケートを作成してレポートにまとめるプロジェクトなど
このコースではリーディングの量が多く、毎日毎日いろいろな資料や作品を読んで読んで、それについてのエッセイを書いて書いて、読んで、書いて、の繰り返しで結構きついです。
英語での授業に慣れている方なら大きな問題ではないと思いますが、私は一つの資料を読むのにすごく時間がかかってしまい、毎日必死です。
こちらのコースでも週に1度Zoom授業がありますが、こちらはどちらかと言うと教授のレクチャーを聞く感じです。
コースの様子
コース期間
本来は通学でのコースだったので、私が申し込んだ時には8月の1ヶ月間で修了できるように構成された夏期コースでした。
オンラインになったので、アカデミック英語6週間、カナダ文化と歴史コース4週間に変更されました(追加費用なし)。この2つを並行して受講します。
7月中旬にスタートしたので、8月下旬に修了予定です。
教授との距離
両コースとも15人程度のクラスに分けられていて、教授やインストラクター、ティーチングアシスタントが常に個人の進捗を確認してくれたり、全ての課題にFeedbackもしっかりして下さいます。
同じオンライン学習のCourseraやUdemy、私が卒業した日大のメディア授業などとは違うところかなと思います。
(もちろんコース費用からして全然違うので、比較にならないかもしれませんが・・・)
受講中の生活
正直言うと、仕事も辞めるし、コースはオンラインだから自分のペースでできるし、結構余裕だと思っていました。
今まで仕事をしていた時間を全て勉強にあてられるのだから、少なくとも1日8時間、夜や朝も勉強するのならそれ以上勉強ができる!
余った時間には今まで読みたかった本を読んだり、ブログを書いたり、カナダへの引っ越し準備を少しずつ進めたり、たまには気分転換にカフェにでも行って勉強しようと思っていました。
友達とも、「仕事辞めたら少し余裕できると思うから、落ち着いたらランチでも行こう〜」と話していました。
しかし!
本当に私、間違っていました。全然余裕ありません。
毎日朝5時前に起きて課題をやって、8時に子供を保育園に送り、ずーっと課題をやって、その間にスーパーに行ったり洗濯したりDMM英会話もしますが、5時半に子供を迎えに行くまで本当にずーーーっと勉強しているのに時間が足りません!
なぜーーーーーーー!
きっと、私がリーディングに時間がかかりすぎているからだと思います。膨大な量の資料を、単語を調べながら、内容を理解できるまで何回も読み直したりしています。
Twitterで現役留学生の方達が、「海外の大学はリーディングの量が半端ない、重要なのは速読!」と言っていましたが、本当その通りですね。
私は元々TOEFLでも一番苦手なのがリーディングなので、これからも苦労しそうです。
日本からの受講で困るところ
子供がいる母学生としての視点での、困るところは以下の通りです。
祝日について
これが一番困りました!
コース受講中の7月に海の日とスポーツの日があり、8月は山の日がありますが、もちろんカナダは祝日ではありませんので課題は容赦なく出されます。
保育園はお休みで子供は家にいるので、子供の相手をしながらの勉強・・・。
コロナでの登園自粛中に、自宅保育+在宅勤務を経験して悲鳴をあげていた記憶が鮮明に蘇りました笑。
これほど、嬉しくなかった連休は初めてかもしれません。
本当にきついです!
時差について
オンライン授業を受講する留学生にとって、懸念点の一つに時差のことがあると思います。
私は、これに関しては上述の通りZoom授業の時間を考慮してもらえているので、実はあまり困っていません。
ただ、例えば火曜日にやるように指定された課題を、実際には私は日本時間での水曜日にやっているので、なんだか頭が混乱してしまいます。
課題の締め切り時間が日本では何日の何時にあたるのかなど、気をつけて確認するようにしています。
スピーキングについて
通学授業であれば休憩時間中のちょっとした会話や、授業中にも発言しやすかったりなど、スピーキング力の向上が期待できると思いますが、現在受けているオンラインコースでは正直難しいです。
こればっかりは仕方ないので、私は現在DMM英会話で毎日25分、少し余裕がある日は50分(25分を2回)レッスンを受けています。
準備コースの課題について相談に乗ってもらうこともあります。
逆に日本から受けてよかったところ
オンラインで受講できて逆によかったところもあります。
自宅でできる
先月辞めた仕事では1月後半からずっと在宅勤務に切り替えていたので、誰にも会わずに家で作業するのは大分慣れていました。
同じ要領で、家にいながら、空き時間に家事なども済ませながら受講できるのは助かります。
本来は7月下旬にカナダに渡って現地で受講する予定で、目星をつけていた娘の保育園は学校から少し離れたところだったので、家〜保育園〜学校で、片道1時間以上はかかっていたと思います。
日本にいる今は、保育園は家から徒歩5分のところにあり、しかも園内給食♪
単純計算しても、1日に3時間くらいは多く勉強時間が取れていると思います。
娘にストレスなし
娘は9月から現地のキンダーガーテンに通う予定だったので、8月は1ヶ月限定で前述の保育園に通う予定でした。
カナダ渡航が延びたことで、日本の保育園にそのまま通っているので、娘にとって状況の変化なく私が準備コースを受けられています。
いきなりカナダの保育園に入って、新しい環境、英語での園生活、そして私は勉強でてんやわんや・・・でカオスだっただろうなと想像します。
私は何でも結果オーライで考えがちなので(笑)、これはこれでベストだったなと思っています。
準備コースは受講するべきか
カナダやアメリカの大学で留学経験があるとか、インター出身などで海外の授業形態に慣れている方なら、IELTSなどの試験でスコアを取ってそのまま入学されても全く問題ないと思います。
逆に私はそのような経験がなく、海外式のエッセイライティングを基礎からしっかり学んだことがありませんでした。IELTSやTOEFLのライティング対策で、構成を独学で学んだくらいです。
仕事で英語を使用していたので、ある程度意味の通じる文章を書くことはできましたが、論文執筆となると全く話は別ですよね。
大学院でエッセイの書き方を基礎から教えてくれるはずはないので、準備コースを受けていなかったら入学後相当苦労したと思います。
もしたまたまTOEFLで高得点が取れていたら、普通に直接入学していたはずなので、考えるだけで恐ろしいです笑。
もし私のような方がいらっしゃったら、短期間でも準備コースやライティングコースを取ってみることをおすすめします。
まとめ
毎日とっても忙しいですが、久しぶりに勉強に集中できて、これはこれで楽しいです。
何より、これを受けていなかったら本当に大学院でやっていけなかったと思います。
想像していた留学生活とは程遠いですが、中止や延期にならず日本から受講できることに感謝しつつ、9月からの大学院生活に向けてあと2週間頑張ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。