みなさん、お疲れ様です。
このブログでは、日本にいるごく普通のワーママが海外大学院に合格するまでの道のりを少しずつ紹介しています。
私は、2020年1月末に第1志望の大学院から合格をいただきました。
しかし、実はこれは完全な合格ではなく、日本語で言うと「内定」や「仮合格」の位置付けでした。
今日はこれがどういうことか、説明してみたいと思います。
目次
条件付き合格とは?
Conditional Offerなどと呼ばれ、「入学前に、ある条件を満たせば入学させてあげますよ」という仮の合格です。
条件付き合格でもちゃんとOffer Letterは出ますし、もちろんビザの申請手続きもできます。
その条件とは
私がもらった条件付き合格の内容をご紹介します。(これはあくまで私の場合の話なのでご注意ください)
大学の卒業を証明すること
私はofferをいただいた時点(1月末)ではまだ大学を卒業していなかったので、「3月にきちんと大学を卒業し、卒業証明書を送る」という条件が課せられました。
大学を卒業してしばらく経っている人以外は、ほとんどの出願者が該当しますよね。
その後3月に無事大学を卒業できたので、すぐに卒業証明書と成績証明書を取り寄せ、入学予定の大学院に送付しました。
これで、1つ目の条件はクリアしました。
英語能力の証明をすること
IELTSやTOEFLなどでの英語力証明です。
私は第1〜第3志望まで3つの大学院に出願したのですが、実は第1志望の大学院だけ入学要件のTOEFLスコアが若干足りていませんでした。
そのため、9月に入学するまでに英語力要件を満たすように、という条件が課せられました。
条件付き合格を狙う?
この第1志望校に出願するためのTOEFLスコアが少し足りないことは、事前にわかっていました。
そこで、出願する前に入学課に問い合わせてみました。
①TOEFLスコアを満たしていなくても出願はできるか
英語要件を満たしていなれば、そもそもその時点で落とす学校もあるため、確認は絶対に必要です。
②語学コース修了でも認められるか
その大学には、進学準備用の特別語学コースがあることを事前に調べて知っていました。
もし上記①が可能で、条件付き合格になった場合、この語学コースを修了することでも要件を満たすことができるかどうかを問い合わせました。
返事は、①②両方ともYesでした。
他に提出する志望動機書などでしっかりアピールできていれば、合格できる可能性はあるとわかりました。
というわけで、私は最初からTOEFLスコアが足りていないのを知っていながら、第1志望校に出願したのでした。
その他の条件付き合格
卒業証明、英語力要件の他に考えられる条件付き合格の例は、GPAの要求ラインを満たしていない場合です。
GPAが少し足りていなくても、他能力が優れている、研究に直結する職歴がある、などと認められた場合は条件付きで合格できる可能性があります。
私が志望校探しをしている中で、以下のような条件で合格を出す可能性があると志望要項に明記している学校を目にしました。
- 某A大学:入学後に学校が指定するコースを取り、そしてそのコースである一定の成績を修めること
- 某B大学:Thesis basedには入れないが、Course basedとして入学する
私が以前の記事でも、「要件を微妙に満たしていないからといって、志望校を最初からあきらめる必要はない」と書いているのはこういうことで、
様々な条件で合格できる可能性があるかもしれないので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。
ここで言う「微妙に」とは、例えばTOEFLスコア90が必要なのに88しかないとか、GPA3.5が必要なのに3.35しかないとか、そのくらいの少しの差です。
「出願要件は絶対で、満たしていなければそもそも審査対象にもならない」のであれば、そう返事をもらえるので、あきらめるのはそれからでも遅くありません。
まとめ
以上、私が受けた大学院の条件付き合格についてまとめました。
全ての大学院で条件付き合格を出しているわけではないので、まずは自分で問い合わせてみるのが吉です。
その問い合わせ時に名前を覚えてもらえて、やり取りの中で有力な情報を得ることができる場合も…。
入学課への問い合わせから、教授を紹介してもらえるという好展開に繋がった私の話はこちらに少し書いています(4.希望する教授へのコンタクトの項) ↓
まずはとにかく自分から動いてみることをおすすめします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。