みなさん、お疲れさまです。
私は今年の9月からカナダの大学院に通うため、7月で会社を退職します。
今日は、退職と大学院進学を周りに伝えた時の反応、質問されたことについてまとめてみたいと思います。
どんな準備をしたか、どんな資格があれば合格できるのかなど、興味を持って聞いてくれた人もたくさんいました。
もし同じように、大学院からの海外留学や子連れ留学に興味がある方がいらっしゃいましたら、少しでも参考にしていただけると幸いです。
留学費用1000万円とか必要なんでしょ?
やはり、留学する = お金がかかる というイメージを持っている方が大多数だと思います。
実際には留学費用に関しては、行く学校や学部によってかなり異なります。
アメリカの有名私立大学院や、公立大学でもMBAやロースクールなどはやはりそのくらい必要かもしれません。(私は元々留学に使えるお金が限られているので、学費の高額な学校は深くリサーチをしていません)
カナダの大学はほとんどが公立で比較的学費が低めですし、アメリカでも地方の公立大学などを選べばかなり抑えられます。
あと、私が大学は働きながら日本の通信制で卒業し、大学院からの留学にしようと思ったのも、費用を抑えるためです。
というのも、私が調べたところ、4年制大学に比べ大学院の学費の方が遥かに安かったのです。
私の進学先の大学を例にあげると、大学院は留学生でも施設費など諸々入れて年間60万円程度なのに対し、
学部だと留学生は年間250万円以上するんです!!
また、大学院生向けの奨学金が充実していたり、TAやRAのお仕事で収入を得られる可能性など、調べれば調べるほど大学院からの留学の方が金銭的負担が少ないとわかりました。
私が今回の留学に用意したお金は、この質問をしてきた人が予想する額の半分以下です。
すごく頭が良くないといけないんじゃない?
そりゃハーバードとか、MITとか、世界ランキングでもトップの学校を目指すなら話は別ですが・・・。
ものすごく成績優秀者でなくても、いくらでも合格できる学校はあると思います。
やりたいことがはっきりしていて、熱意さえあれば、私のような普通の人間でも海外の大学院で勉強するチャンスはあります。
それに海外では、大学を卒業して社会人を経験してから、会社を辞めて学び直すことは珍しくないので、年齢が上がっても問題ないどころか、
それまでの経験が合格に有利になる可能性もあります。
ただ、入学には学部時代のGPAが大切です。
昔大学で相当成績が悪かった場合などは、コミュカレに入ったり、何らかのコースを取ってGPAを上げる必要があるかもしれません。
(逆に言えば、昔よっぽど成績が悪かったとしても、そのようにしてGPAを上げて合格できる可能性があります。)
海外大学卒、または学部時代に留学経験がないと難しいんじゃ?
英語を使って生活することや、海外式の授業に慣れているという点では、そのような経験があると入学後に適応しやすいと思います。
でも、IELTSやTOEFLのスコアで必要な英語力を提出できれば、日本の学校しか通ったことがなくても海外の大学院に合格することは可能です。
英語の勉強に関しても、今はオンライン英会話やYouTubeなどもあるので、海外で学んでいないから劣るということはないと思います。
そもそも英語が話せる人しか無理でしょ?
もし今は英語が苦手でも、将来海外大学院に合格できる方法はたくさんあります。
数年日本で働いてお金を貯めながら、必死に勉強して英語力試験のスコアを上げる方法や(私はこのタイプです)、
すぐにでもその国へ行って勉強を始めたい、そして金銭的にも余裕があるなら、大学付属の語学コースから始める方法もあります。
初級クラスから始めて、コツコツと上級クラスまで昇り詰めるとその大学の入学に必要な英語スコアが免除されたりもします。
また、大学によっては、条件付き合格として、英語以外の審査に合格することで仮合格とし、期日までに指定の語学コースを一定の成績で卒業すれば正式に入学させるというところもあります。
それを利用したのは私です↓笑
なので、最初から英語ができる人だけにチャンスがあるとは限りません。
留学エージェントも高額なんでしょ?
私はエージェントを利用せず、書類準備の段階でプロの添削サービスを利用しました。
仕事が忙しくて学校リサーチの時間がない場合、諸々の手続きをまとめて手伝ってほしい場合などは、エージェントのサポートを受けながら進めていくのが安心かと思います。
志望校選びや、学部選び、ビザのサポートまで手伝ってくださるところもあるようです。
私は、それらを自分でリサーチするのが半分趣味のようになっていて、楽しんでやっていたので、一人でも問題ありませんでした。
代わりに、すでに留学されている方々のブログには大変お世話になりました。
ちなみに私が準備している時は、Twitterをまだ利用していなかったのですが、今になって後悔しています。
Twitterでいろいろな方の留学アカウントをフォローすると、たくさんの有力な情報を現地からリアルタイムで得ることができます。
娘はどうするの?
娘は今年5歳になるので、BC州では公立のキンダーガーテン(小学校1年生の一つ前の学年が通う幼稚園みたいなもので、義務教育の最初の年)に入学します。
私が学生ビザを持つことで、娘は現地の学校に無料で通えます。
(これはBC州で2年間のフルタイムプログラムに通う私の場合です。州によって、また親が通う教育機関の種類、プログラムの期間によって異なります。)
娘が無料で現地の学校に通えるという点も、私が子連れ留学を決意した理由の一つです。
もし娘にも私と同様に学費が必要となれば、金銭面から留学を諦めたか、お金を貯めるためにもっと長い時間がかかっていたと思います。
娘は英語がわかるの?
娘が0歳の頃から、小学校入学前後にはカナダに行こうと決めていました。
そのため、カナダに行って全く言葉がわからない、友達もできない、という状況を避けるために、0歳の時から英語に触れさせてきました。
原語でおさるのジョージやディズニーキャラクターなどのアニメに親しんできたおかげで、幸い娘は英語が大好きになりました。
とは言え、英単語はたくさん知っていてもきちんとした会話はできないので、今はDMM英会話で先生との会話を楽しみながら学んでいます。
子供なので、現地の学校に通えば英語はすぐに修得すると思いますが、かなり努力しないときちんとした日本語は話せなくなってしまうと思うので、日本語を維持する方法を考えなくてはと思っているところです。
まとめ
以上、私がいろいろな人から聞かれた、大学院留学に対する疑問についてまとめました。
「刺激を受けた」「私も海外に行きたくなった」との言葉をもらえてうれしく思いました。
ただ、大学院に合格するまでのことに関して答えることはできましたが、私の大学院生活はこれからです。
うまくいかないこともたくさんあると思いますが、自分の学びたいことを突き詰め、きちんと卒業してその後につなげられるように頑張りたいと思います。
そして、これから大学院留学を目指す方々のために、カナダの大学院生としての情報発信も少しずつ頑張っていきますので、時々覗きに来ていただけるとうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。