カナダ大学院留学

【大学院留学】留学前日記 2020年秋入学どうする?

皆さん、お疲れさまです。

私は普段、慣れないTwitterでいろいろな留学アカウントをフォローして、現留学生やこれから留学予定の皆さんがコロナのこの状況をどう乗り切っているか情報収集しています。

最近は「留学する予定だった学校が秋からもオンラインになってしまった」という情報をよく目にするようになりました。

そしてそれに伴い、「留学を延期する」「休学する」「日本に帰って受講する」など様々な意見が見られました。

私もいろいろな意見を見て迷ったのですが、今日は自分がどのように決めたか、またその理由や経緯などについて整理してみたいと思います。

自分の決定

私の進学予定の学校は、2020年9月からの秋学期もオンライン授業続行が発表されました。

いろいろ考えた結果、入学を延期せずそのまま2020年9月に入学し、しばらくは日本でオンライン授業を受講することにしました。

今はまだ学生ビザの申請が進んでいないので、ビザがおりたら、飛行機の運行状況なども踏まえて渡航時期を決定する予定です。

決断した理由

現職の関係

私はかなり前から現在の職場を退職することを上司に伝えており(出願のための推薦状を書いてもらった方なので、この時期に留学することを前から知っていた)、この退職時期にあわせて人員調整や業務引継ぎなどもすでに進めていました。

勉強へのモチベーションも、2020年秋留学に向けてかなり上がっていました。

仕事への思いも一区切りついていたので、今から入学を延期してもう1年働くのは、仕事へのモチベーションがどうしても保てないと思いました。

学校生活面

私は大学院生なので、週5日朝から晩までびっしり授業があるわけではありません。

また、小さな娘がいるので、バイトをしたりサークル的なものに入ったり、現地の友達と飲みに行ったり、などそこまで校外活動に時間を使うことは想定していません。

そのような「現地でこそ経験できる留学の醍醐味」みたいな体験はそもそもあまり期待していないので、数か月なら日本にいてもいいかな、と思いました。

PWGPプログラムの規定変更

これも大きな理由の一つです。

PGWP(Post-Graduation Work Permit Program)は、カナダ政府認定の学校卒業後に、就学期間に合わせて最大3年間カナダで働けるビザが出るというプログラムで、

通常は国外からオンラインなどで授業を受けた期間は就業期間に含まれませんが、今年いっぱいはそれも含まれるという規定に変更されました。

これで、日本からオンライン授業を受ける場合の懸念がまたひとつなくなりました。

娘の学校

娘はカナダでは年齢的にキンダーガーテンに入学することになります。そして私が行く予定のBC州は、9月からK-12(キンダーガーテンからGrade 12まで)の対面授業を再開すると発表しました。

キンダーガーテンは小学校1年生開始前の1年間しかありません。

娘はアメリカのアニメなどでキンダーガーテンの存在を知っていて、行ってみたいと憧れています。

私の入学を1年延期すると、娘はキンダーを体験することなくいきなり1年生から現地校に入学することになってしまうので、それは避けたいと思いました。

考えられるデメリット

入学を延期せず、2020年9月からオンライン授業を受講する場合の、まずはデメリットから考えてみます。

教授や生徒とのつながりができない

教室で談笑したり、授業が終わったら一緒にコーヒーを飲みに行ったり、などの交流もリアル留学生活の醍醐味ですよね。

それができずに家で孤独に勉強すると考えると、ちょっとさみしいです。

時差の問題

録画授業を視聴するタイプのオンライン授業ならあまり支障ないと思いますが、ライブ授業の場合は大変です。

仮眠を取ってから夜中〜朝方に起き出して授業を受け、子供が保育園に行っている間にまた仮眠、そして勉強、という生活スタイルになると思います。

娘が現地校へ途中からの転入になる

9月のタイミングを逃せば、娘は途中からの転入生になってしまいます。

1年まるまる先延ばしにすれば、キンダーガーテンを体験する機会は逃すものの、来年9月の新学期開始に合わせて現地校の1年生として入学することができます。

考えられるメリット

次に、考えられるメリットをあげてみます。

金銭面では日本にいた方がメリットが多い

私が現在住んでいる札幌は、家賃がとても安いです。駅近、新築1LDKで、月5万円以内のマンションに住んでいます。

私の行く予定のBC州は比較的家賃が高く、そして娘もいるためホームステイやルームシェアなどではなく自分でアパートメントを借りるつもりなので、月1300ドルくらいは見積もっています。

なので、日本にとどまっている期間は単純に家賃分での支出が減ります。

あとは、12月までいるとしたら、本来出発予定だった8月より4か月分多く児童手当を受けられるので、その点もメリットです。

一応12月までとのアナウンス

「今年度は1年間ずっとオンライン」ということであればまた違った決断をしたと思います。

でも私の学校は今のところ12月までとのことなので、ほんの数か月なら我慢しようかなという気持ちです。

むしろ手厚いサポートを受けられるのではないかと予想

これは完全に勝手な予想、というか希望なのですが。

私が行く予定の学校の、教授や学生課の方々が本当にいい人たちで、出願時から何かと連絡を取り合って、良くしていただいています。

そんな学校なので、慣れないオンライン授業生活で学生が戸惑わないように、さらにきめ細かいサポートを提供してくれるのでは・・・という希望的観測です笑。

こちらからも、気軽にチャットやメールで質問できるのではないかなと思っています。

今の生活環境のまま少しずつ大学院の勉強に慣れることができる

何もかも新しい環境で一から生活をスタートさせるのは相当な労力が必要ですが、まずは日本の、今の家にいながら、少しずつカナダの生活に慣れることができるかなと思います。

カナダの大学生活をバーチャルで送りながら、日本にいて日本食を安く手に入れることができ、美味しいお寿司も食べられる・・・。(私は海外生活経験者ですが、一番の問題は食べ物でした笑)

これが2年間だったら嫌ですけど、数ヶ月ならむしろ面白い体験になるのではないかと思っています。

娘がこのまま保育園や習い事に通える

コロナでの登園自粛で、娘は大好きな保育園をトータル2か月ほどお休みしています。

4月から新しいクラスに進級してすごく喜んでいたのに、まだ2週間くらいしか通えていません。

その分もう少し通わせてあげられるのは、よかったと思います。

また、娘はピアノを習い始めて7ヶ月になります。

カナダに行くまでの数か月しか通わせられないのは最初からわかっていましたが、とてもいい先生で娘も楽しんでレッスンを受けているので、辞めさせるのがもったいないと思っていました。

その先生の元で、もう少しの間レッスンを受けさせてあげられます。

今後の希望

冬になると寒いし、クリスマスや年末は航空券も高くなるので、ビザさえ取得できれば秋学期終了を待たずにできるだけ早く渡航したいです。

すべては学生ビザの発給状況と、飛行機の運行状況次第なので、アップデートを逐一チェックするしかないのが現状です。

引っ越しの準備や、現地での家探しなどもあるので、予定が立たないというのは不便ですね。

まとめ

以上、私が2020年9月入学を延期しなかった理由や、オンライン授業を受ける場合のメリット・デメリットについてまとめました。

こればっかりは人によると思うので、どちらが正解というのは絶対にないと思います。

週5日休みなく授業が詰まっているような方、1年間など短期間のプログラムの方や、授業自体が実習中心の方なら、たとえ数か月だけでもきっと違う考えをお持ちだと思います。

今回の私の考えは、いろいろな意見や決定がある中での、ほんの一例として読み流していただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
Ka
カナダ在住のシングルマザーです。 2020年3月に日本大学通信教育部を卒業、2020年秋にカナダの大学院に入学、つい最近卒業しました。 主に、自分と子供の英語学習、通信制大学の勉強法、海外大学院受験、カナダでの生活について書いています。