みなさん、お疲れさまです。
これまでに、私が海外大学院に合格するまでの道のり、準備編と志望校選び編を書いてきました。
出願校が決まったら、次は出願時に提出する書類の準備にとりかかります。
ということで、今日は私が海外大学院に出願する上で準備した書類についてまとめて行きたいと思います。
これは社会人経験ありの文系出願者の記録です。ほんの一例として参考にしていただければ幸いです。
志望動機書
Statement of Purpose、Letter of Statement、Statement of Interest など、学校によって呼び方は様々ですが、志望動機をまとめたエッセイです。
受ける学校が多ければ多いほど大変ですが、学校名だけを変えて使いまわしできる万能なものを用意するのではなく、各学校ごとに学校(プログラム)の特徴をおさえたエッセイを書くようにします。
私の場合は、なぜ大学院に進学したいと思ったか、なぜこの学校のこのプログラムがいいのか、何を研究したいのか、卒業後は何をしたいか、という内容についてまとめました。
できるだけ、他出願者の中でも目立てる部分をアピールされるといいと思います。私は良くも悪くも変わった経歴を持っていたので、それを隠さずアピールしました(育児と仕事を両立しながら通信制大学で学んでいること(当時)など)。
レジュメ、CV
学歴や、これまでの職歴などをまとめたものです。学部時代に力を入れた課外活動や受けた奨学金、持っている資格なども書けます。
特に決まった形式はないので、自分なりに書き方を工夫できます。
例えば、
MBA志望であれば職歴を大いにアピールした構成にしたり、
学部時代のGPAがすごく良かったとか、表彰された研究や論文、〇〇で有名な教授に師事したなどの実績があれば学歴の欄に特記したり、
その他ユニークな経歴をお持ちであればそれを全面に押し出すなど、
多数応募者の中で目立てるレジュメを書きます。
私は自慢できるような学歴や研究実績などはありませんでしたが(GPAも良くなかったのでレジュメには書いてません)、社会人経験だけは長かったので、学歴の前に職歴を持ってきて在職中に任されたプロジェクトなどについて詳しく説明するというスタイルにしました。
私の場合:
- 簡単な自己紹介
- 職歴(現職のみ業務内容について少し細かく、他の職歴は役職名と簡単な説明)
- 学歴
- 指導者経験(現職で経験したトレーナーポジションについて説明)
- これまで受けた奨学金や、会社での表彰歴
- 所持資格
こういった志望動機書やレジュメなどの書類は、下書き段階でネイティブの友達に見てもらうのももちろんいいのですが、一度はこういった文書を専門に扱っている翻訳・校正者に添削してもらうことをお勧めします。
私が利用した添削会社については、以下の準備編の「他必要書類」の項目で少し詳しく触れています。
ライティングサンプル
要求される学校とそうでない学校があります。
学部時代のレポートや卒業論文を出せばいいですが、字数が決まっている学校もあるので、提出先に合わせて編集する必要があります。
英語力証明
TOEFL、IELTS などの英語力認定試験の結果です。
証明書のコピー提出ではなく、テスト団体から直接送られるものしか受け付けない学校もありますので確認が必要です。
大学時代の成績証明書
私の場合は専門学校2年間+大学3年間の成績証明書をそれぞれの学校から取り寄せました。
出願時は自分でスキャンしたものをPDFでアップロードすればOKの学校もあります。母校から志望校に直接送ってもらう必要がある学校もあります。
これも提出先によります。
大学時代の卒業証明書
上記の成績証明書と同じく、母校から取り寄せます。私の場合は出願時まだ大学在学中だったので、専門学校の分だけPDFで提出しました。
大学を無事卒業してから、進学が決定した学校に専門学校と大学の分それぞれの原本を送付しました。
推薦状
まずは事前に、推薦状を書いてもらいたい教授や上司にコンタクトを取ります。私の場合は2人からの推薦状が必要だったので、一人は専門学校時代の先生、もう一人は現職の上司にお願いしました。
10月から出願開始だったので、8月中にはお願いのメールをしました。
専門学校時代の先生は英語担当だったので問題ありませんでしたが、
上司の分は「一旦自分で書いた物を添削してほしい」とのことだったので、他書類準備で利用していた添削会社に依頼して直してもらい、それを上司に戻しました。
多くの場合は推薦者が自分で提出する形になると思います。私が出願した学校は全て以下のような流れでのオンライン提出でした。
- 私が大学の出願用アカウントで出願を完了する
- 推薦者が大学からメールを受け取る
- 推薦状提出用のリンクから、推薦状をアップロード、またはフォームに直接記入
このような流れになることを、推薦者の方々に伝えておきます。
まとめ
以上、私が海外の大学院に出願するために集めた書類についてまとめました。
たくさんの書類が必要になりますし、提出先によっても必要書類が異なる場合もあるので、どれがどれだかわからなくならないようにリスト化するといいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。