みなさん、お疲れ様です。
私は現在カナダで現役大学院生をしていますが、(2023年5月追記:卒業しました!)
帰国子女だとか、日本で超ハイレベルの大学を出たとか、学部時代にすごく優秀な成績を修めたとか、有名な教授のゼミにいたとか、どこかの財団の奨学金を支給されているとか、
眩しい経歴を全然持っていない系の、ごく普通の留学生です。
海外大学院に興味があるけど敷居が高い、自信がない、という方がもしいらっしゃったら、こんな普通の、元会社員の、通信制大学卒の、子持ちのアラフォー女性でも合格することができるということをお伝えしたく、ブログを書いています。
さて、本日のテーマ「学部時代の成績が悪くても海外大学院に合格できる?」ですが、
答えは、できる方法はあります。
大学時代のGPAが低いからといって、いきなりあきらめる必要はないと思います。
まずは出願要件を徹底的にリサーチ
まずは徹底的に調べます。
志望校は、本当に大学4年間の全てのGPAが審査対象ですか?
最後の2年間、もしくは1年だけ、または最後の10コースだけのGPAで審査、というプログラムもあります。
志望校のHPで、Requirementの細部まで調べましょう。
1〜2年生はサークルなどで忙しく勉強を疎かにしたが最後の2年間だけ良かったとか、
今まだ大学2年生なので、残りは死ぬ気で頑張ればいけそうとか、
あきらめるのはまだ早いパターンがあるかもしれません。
ターゲットを下げる
学部時代の成績が思わしくないのであれば、
世界ランキングトップ大学とか、足切りGPAが3.8とか(4.0中)、
そういった学校を避けて、自分の成績に合った学校をいくつか志望校に入れるといいと思います。
↑ トップ大学は出願しない方がいい、とは言いません。
特殊な経歴やエッセイ、強力な推薦状など、GPA以外で評価されることも大いに有り得るからです。
必ずしもあきらめる必要はないと思います。
ただ、全落ちは精神衛生上良くないので、自分の成績に合った学校もいくつか受験することをおすすめします。
入試課に問い合わせる
これは以前のブログにも少し書いた内容ですが、
例えば、自分のGPAは2.8だが、GPA3.0以上が必要と募集要件に書いてある学校に行きたい場合。
GPAが足りていなければ、審査すらされないのかどうかはっきりさせたいところです。
足切りとして設定しているのであれば、言語道断、門前払いという可能性もあります。
一方、多少足りていなくても、他の応募書類で総合的に判断、という学校もあります。
さらに、他提出書類は優れているがGPAが少し足りない生徒には、入学前や入学後に指定されたコースを取って、一定の成績を取ることを条件に入学を許可する、という学校もあるのです。(条件付合格、conditional offerなどといいます)
これはTOEFLやIELTSのスコアにも言えることなので、数字だけを見てあきらめる前に積極的に問い合わせることをおすすめします。
どうしても壊滅的にGPAが低い場合
それでもどうしてもGPAが全然ダメ、引っ掛かりもしない、という方への裏技は…
時間はかかりますが、これからいい成績を取ればいいのです。
まだ大学生で時間が残されている方
- 今履修中の授業を全力で頑張る
- 卒業に必要な単位は足りているけど、いい成績が取れそうな科目を追加で履修してGPAを上げる
社会人の方
- 働きながら通信制大学に編入するなどして単位を取り、良い成績を修めて最終GPAを塗り替える
- 大学院の前に現地のコミカレに入って、良い成績を修めながら英語上達も目指す
ちなみに通信制大学であろうと、俗に言うFラン大学であろうと、GPAはGPAです。
ここで重要なのは、日本国内での学校偏差値より、高GPAです。
私の場合
私は専門学校時代(15年以上前の話です)、かなり不真面目で出席率も悪く、成績はやっと卒業できるくらいでした。
絶対に、専門学校時代のパッパラパーな成績が計算に含まれない学校を探さなければなりませんでした。
「直近2年間のGPAのみ」という学校がいくつかあるのをすでに調べて知っていたので、日大通信時代の3年間はGPAキープにかなりこだわって履修登録や単位の取り方を工夫しました。(日大通信は、科目習得試験、メディア授業、スクーリングなどいろいろな方法で単位が取れる)
まとめ
以上、私の考えをまとめてみました。
今すぐに大学院に合格したい!
絶対世界トップの大学院じゃないとダメ!
というわけでなければ、時間がかかっても合格できる方法はいろいろとあると思います。
なんなら、修士課程は比較的入りやすい学校で好成績をキープしたり研究実績を積んで、博士課程で大本命の学校に再度出願という手も…。
そんなこんなで、このブログが少しでもどなたかの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。