カナダ大学院留学

【カナダ大学院生活】大学院1年目を終えてみての感想

みなさん、お疲れ様です。

前回、修士課程1年目が終了したとざっくり書きました。

今日はもう少し授業の詳細や自分の感想をまじえて書いてみたいと思います。

海外大学初心者としての苦労

私は海外の大学を卒業したとか、学部時代に交換留学してたとか、そういう経験は全くありません。

海外の大学でちゃんと学ぶのは、今回が初めてです。

なのでアカデミック英語についてはかなり不安がありました。

英語でのエッセイの書き方もきちんと学んだことがなかったので、入学前に取った準備コースで初めて英文エッセイの構成を知ったほどです。

毎週毎週大学のライティングセンターにはかなりお世話になりました。

あとは、これは私の性格的な所だと思うのですが、物事をはっきり「自分はこう思うからこう!」と言う(書く)ことに苦労しました。

私は面倒なことや揉め事が嫌いなので、何でも「まぁこういう意見もあるよね〜」「どっちの見方もできるよね〜」「場合によっちゃこういう考え方もできるよね〜」という、よく言えばどちらの長所も尊重する、悪く言えばどっちつかずの適当なタイプです。

しかし授業では、毎週課題として出される本や資料を読んで、それに対しての持論を展開したり、筆者に対して反論や批判する内容のエッセイを書かなくてはならず、非常に苦労しました。

そしてまたそのリーディング課題の量が多い!

どうしても意味が掴めない段落は思い切ってGoogle翻訳にかけるなど、手段を選ばず(笑)とりあえず必死で本や資料の内容を把握しました。

日本からのオンライン授業 vs 現地でのオンライン授業

日本から

2020年秋学期は日本からオンライン授業を受け、2021年春学期はカナダからオンライン授業を受けました。

日本にいた時に取った授業は、録画されたレクチャーを視聴して、課題の資料を読んで、エッセイを書いて、というスタイルだったので、夜中に授業があって大変…という状況はありませんでした。

TA(ティーチングアシスタント)の仕事も、採点やオンライン資料作成のみだったので、どこにいてもあまり影響はなかったです。

強いて言うなら、提出物締め切り時間や、ライティングセンターのアポイントメント時間など、全てにおいて時差を計算しなければいけないのが厄介でした。

カナダから

春学期に取った授業はリアルタイムの出席が必要だったので、現地で受けることができて本当によかったです。

とは言っても、カナダ国外(ほぼアジア)で授業を受けている生徒が半分くらいいたので、彼らが真夜中に受けることのないよう、カナダでの夕方=彼らにとっての朝など授業時間を考慮してもらっていました。

TAの仕事では、今学期は私主導でのセッションを週7回も持つことになったので、現地時間でスケジュールを組めて本当に助かりました。

私の知っている他のTAは日本にいたので、夜中に起きて頑張ってセッションをこなしていました。

日本からのオンライン留学でも会話力は伸びるか

これはすごく聞かれるんですが。。

そのオンライン留学の間にどれほどディスカッションやミーティングの時間があるかによると思います。

私の場合ディスカッションは週2回しかなく、その他担当教授とのミーティングも月1回あるかないか程度だったので、正直なところスピーキングは入学当初とさほど変わらないと思います泣。

やはり留学して、対面授業を取って、教授やクラスメイトと直接話して、授業の後に友達と雑談して、などを通してスピーキングは伸びていくのかな、と思います。

でも日本にいても自分次第で何とでもなります!

例えば大学でやっている、留学生との交流グループやサポートに入ることです。

私も日本にいた時、留学生サポートメンター制度を利用して、週に1度メンターに会話練習に付き合ってもらっていました。

カナダに来てからは時間がうまく取れなく、やめてしまいましたが。。

しかしながら、カナダに来てから娘の学校関係や習い事の付き添い、近所の人との会話などはもちろん英語なので、日常生活で英語を使う感覚は少しずつ戻ってきたかなと思います。(私にとって約6年ぶりの海外生活です)

ママ学生で大変だったこと

日本にいた秋学期は、娘は朝9時前〜17時まで保育園に行っていたので、自分の勉強時間は昼間にわりと取ることができました。

てんてこまいだったのはカナダに来た春学期の方なので、こちらについて書いてみたいと思います。

春学期は2つの授業を取りました。

授業Aは14時半〜17時20分まで、授業Bは16時〜18時まで、それぞれZoomをつないでの授業、というかほぼディスカッションでした。

私が娘を学校に迎えに行く時間は14時半!どうしても授業Aに間に合いません!

娘の迎えと、その後授業が終わるまで遊んでもらえるようにベビーシッターを探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。

娘の学校のアフタースクールケア(学童のようなもの)も、学期途中だったのですでに定員いっぱいで入れませんでした。

なので教授に話をして、授業Aの冒頭30分はスマホから音声を聞くだけの参加を許可してもらいました。

イヤホンで他のクラスメイトのディスカッションを聞きながら、娘の手を引いて通学路を歩き、そして家に到着後すぐにPCに切り替えてディスカッションに参加。

毎週この授業がある日は本当にバタバタでした。

授業Bも、迎えに行く時間には被らなかったものの、娘が帰宅して家にいる時間だったので、娘には一人で遊んでいてもらいました。

二つとも、登校する必要のある授業だったらやっていけなかったはずなので、オンラインでよかったです。

それに先述のTAのセッションも全てZoomでした。

対面授業再開の可能性が高い来学期からはこのようには行かないので、すでに娘のアフタースクールケアプログラムに申し込んだところです。

現在のキャンパスの状況

私の学部では今対面授業はゼロなので、キャンパスに行かなければいけない用事はありませんでした。

全てがオンラインやメールのやり取りで完結します。

用事でキャンパスに行ったのは、学生証と市バスの学生パスが一緒になったものを受け取りに行ったくらいです。

図書館は事前に借りたい本をオンラインで予約して受け取りに行くスタイルになっていて、予約すれば勉強スペースを使うこともできます。

スターバックスは開いていますがテイクアウトのみの営業です。

学生センターなどの他勉強スペースは解放されていて、席の間隔が開けられていたり、消毒がきちんとされています。

ちなみに私は最寄りのバス停がキャンパスにあるので、勉強に関係なくキャンパス自体にはよく行きます。

晴れる日が多く、外に出ると気持ちがいい季節になってきたので、芝生やベンチで勉強してる学生もたくさん見かけるようになりました。

まとめ

以上、大学院1年目の出来事や感想などをまとめました。

1年目は全てオンラインで、物足りない部分もありましたが、実は助かっていた部分がたくさんありました。

今回大学院に入るために退職した仕事でも、すでにコロナの影響で在宅勤務を始めていましたし、家で仕事や勉強をする生活に慣れすぎてしまって、逆に全てが対面授業に戻るとなると少し不安です。。

でもなるべくキャンパスに出向いて図書館で勉強するなど、学生らしく過ごしてみたいと思います笑。

そしてもう少しスピーキングに強くなりたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
Ka
カナダ在住のシングルマザーです。 2020年3月に日本大学通信教育部を卒業、2020年秋にカナダの大学院に入学、つい最近卒業しました。 主に、自分と子供の英語学習、通信制大学の勉強法、海外大学院受験、カナダでの生活について書いています。