みなさん、お疲れ様です。
もう5月になり、私が住んでいるところでは暑すぎず寒すぎずちょうどいい気候になってきました。
今日は、私がカナダで住んでいる住居、大学のファミリーハウジングについて紹介したいと思います。
これはあくまで私が住んでいる、カナダのBC州のとある大学のファミリーハウジングについてのご紹介ですが、これから子連れ留学を検討されている方にぜひ参考にしていただければ幸いです。
ファミリーハウジングって何?
大学によって、ファミリーハウジングとか、ファミリーレジデンスなど言い方はあると思いますが、要は大学に併設されている「家族持ち学生向けの住居」、「家族寮」といったところです。
単身留学なら学校の寮やシェアハウスなど、住居の選択はたくさんあると思いますが、子連れで留学するとなったら住居探しは一苦労ですよね。
なので私は大学選びの段階から、ファミリーハウジングがあるかどうかを優先度高めにチェックしていました。
どんな学生が入れるの?
ファミリーハウジングには入居条件があります。必ずホームページでEligibilityを確認しましょう。
子連れでなくても、夫婦、または未婚のパートナー(条件あり)でも入居資格があります。
フルタイムの学生でなければならないという決まりがあったり、どんな人が「家族」、またはその人の「子供」と見なされるか(養子など)、また、子供は未成年のみなど、細かい決まりがあります。
夫婦と子供+おばあちゃんが一緒に住んでいる家庭も見かけました。
ただ、条件に合致すれば誰でもすぐ入れるわけではありません。結構人気が高く、ウェイティングリストになったりします。
私は大学のプログラムにアプライしたと同時にファミリーハウジングにも申し込みをしましたが、本来渡航予定だった9月の時点ではまだウェイティングリストでした。
コロナで渡航が延びて1月になり、その時には運よく順番が回ってきた感じです。
どんな部屋?
私の住んでいるファミリーハウジングコンプレックスには、タウンハウスタイプと、アパートメントタイプがあります。
私は娘と2人暮らしなので、1ベッドルーム+denタイプのアパートメントに住んでいます。(den=客室や子供部屋、勉強部屋などに使用できる少し小さめの部屋)
家族の大きさに合わせて2ベッドルーム+denタイプのアパートメントや、2〜3ベッドルームのタウンハウスタイプまで様々な形態の住居が用意されています。
冷蔵庫、食洗機、オーブン、コンロ、カーテン、カーペット等は備え付けですが、その他ベッドなどの家具付き物件ではありません。
洗濯機は、アパートの住人は1階にあるカード式の共同ランドリールームを使います。タウンハウスは敷地内のランドリールームを使うか、自前の洗濯機を導入するか選べるようです。
共同ランドリーを使う生活は初めてだったので心配でしたが、大きい洗濯機なので洗濯の頻度も減ったし、乾燥機があるので部屋に干さなくてもいいし、今では快適です。
家賃は?
今までアメリカも含めいろいろな大学のファミリーハウジングを調べましたが、地域によって本当にまちまちです。
私が住んでいるファミリーハウジングは、アパートメントで大体1000ドル〜1300ドル、タウンハウスで1300〜1600ドルほどです。
最初はウェイティングリストだったので、入れなかった時のために一般のアパートメントやベースメントも調べましたが、この周辺の相場と比べるとファミリーハウジングの家賃は安い方だと思います。
1ベッドルームベースメントでもきれいなところは1500ドル以上しますし、アパートメントでも1300ドル以上はする印象でした。
周辺の環境
ファミリーハウジングの敷地内には小さい子供が遊べるプレイグラウンドがいくつもあり、リスや鹿が遊びに来る長閑な環境です。
キャンパスまでも徒歩圏内で、小学校や中学校にも近く、家族連れ大学生には最高の環境だと思います。
ただ、敷地内に2つあるデイケア施設は競争率が高いようで、順番待ちだと言っているお母さんを何人か見ました。
また、徒歩圏内にスーパーがないので、車を持たない私は毎回バスを使わなければならず、最初は不便に感じていましたが、週に1〜2度買い物に出たり、重い物は配達をお願いする生活にすっかり慣れました。
私は Instacart や save on foods でデリバリーをお願いすることが多いです。
(都会の大学だと、ファミリーハウジングは中心地に立つ高層マンションだったりするようです。)
ファミリーハウジングに住んでみて
ここからは単に私の個人的な感想です。
私は日本では、新築+Wi-Fi込み+保育園徒歩圏内+通勤便利、という条件で選んだすごく狭い1LDKマンションに住んでいて、そしてマンションのすぐ前はバスが通る大きな道路、という騒がしい住宅環境でした。
公園に行くにも少し歩かなければならず、家の前でちょっと子供を遊ばせる、といったこともできない環境でした。
もちろん他の地域を選べば、北海道なのでカナダのような長閑な住宅環境を手に入れられたと思いますが、日本にいた時は生活の中の大部分を仕事+保育園が占めていたので、「カナダに行くまでの辛抱…」と割り切っていました。
なので今は、自然に囲まれたアパートの前で自転車の練習をしたり、チョークで歩道にお絵描きしたり、広い芝生で走り回ったり、というのんびりした暮らしができることに大分満足しています。
徒歩でビーチに遊びに行ける環境にも大満足です。
また、ファミリーハウジングに住んでいると当然近隣住民はみんな同じ大学に通う子持ち学生やその家族なので、いろいろと共通点があり情報交換できるところも魅力的です。
敷地内のプレイグラウンドに行くと誰かしら同じ小学校のお友達が遊んでいるので、子供たちを一緒に遊ばせながら、人見知りの私も頑張ってお母さんやお父さんとおしゃべりしたりしてます笑。
たいていは旦那さんが学生で、奥さんと子供たちがついてきたパターンが多いように思いますが、お母さんが学生という家族もいます。
娘も私も今の環境が大変気に入っているので、2年間のプログラムが終わった後の進学先も同じ大学にしようかな…と思い始めているところです。
日本からの引っ越しがすごく大変だったのでしばらく落ち着きたいというのと、娘に学校を転々とさせたくないというのも大きいですね。
まとめ
以上、私が現在住んでいるファミリーハウジングの環境をまとめました。
私の修士プログラムはあと1年なのでその後他の大学に進学するつもりですが、できればまたファミリーハウジングのある大学がいいなと思います。
と言っても、なかなか希望に合致するプログラムや教授がいなくて苦戦しているところなんですが。。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。