大学院留学準備

【大学院留学】普通のワーママが日本にいながら海外大学院に合格するまで ① ~準備編~

みなさん、お疲れ様です。

ブログを始めて1ヶ月が経ち、記事を書くことにも少しずつ慣れてきました。

今日は、海外大学院合格へ向けて、最初に知っておくといい大まかな準備について書いていきたいと思います。

少しでも、現在留学情報をリサーチされている方々のお役に立てれば幸いです。

ここでお伝えするのは、カナダとアメリカの大学の情報です。オーストラリアやイギリスなどは大きく条件が変わる可能性がありますのでご注意ください。

筆者について

働きながら最近日本の通信制大学を卒業した、ごく普通のワーキングマザーです。

長期留学経験なし、留学エージェント利用なし、英語力も元々十分あるわけではありません。

そんな私でも、今年2月にカナダの大学院から合格をいただくことができました。2020年秋に渡加予定です。

  • 2017年4月〜2020年3月 日本の通信制大学
  • 2019年10月頃 海外大学院に出願開始
  • 2020年2月 第一志望校から合格通知

まずはリサーチ

とりあえずいくつかの大学のホームページを見てみます。

憧れの海外大学生活を覗いてみるという意味でも、大学ホームページ漁りは外せません。

Future Students向けのページで、どのようなプログラムがあるかを確認し、自分のやりたい分野や、それに近しいプログラムの出願要件をチェックしてみます。

そして、いいなと思う学校があれば、片っ端からブックマーク、さらに自分で一覧表を作ってリストアップします。

出願要件を把握

英語能力試験スコア

十分な英語力があるかを証明する必要があります。私はカナダとアメリカの大学しか詳しく調べていませんが、多くはIELTS 6.5、TOEFL ibt 80前後からのところが多い印象です。

もちろん、レベルの高い大学になると英語能力試験の必要スコアも高くなっていきます。また、同じ大学でも学部によって違うこともあります。

学校によっては、入学前に付属語学学校の指定コースで所定の成績を収めれば、英語能力試験のスコアを免除される場合があります。

ただし、その指定コースに入るにも最低スコア条件があるので、事前に直接確認することが必要です。

自分の志望校の求める最低スコアと、出願締め切りを確認し、それにあわせて試験勉強スケジュールを立てることをおすすめします。

大学時代の成績

多くの大学院では、学部時代の最終2年間や最終60単位のGPAで、 3.50以上や、B+以上などの要件があります。

ただし、英語スコアと同様、これも学校やコースによって大きく異なりますので、ご自身で入念に確認することが重要です。

ローカルの学生は最終2年間の成績だが、海外の受験生は4年間全ての成績が必要、という学校も実際ありました。

GRE

これも学校やコースによって大きく異なるのですが、私が調べた限りでは、カナダに比べるとアメリカの方がGREを求める学校が多かった印象です。

私は数学が壊滅的に苦手で、GREは最初から受けないつもりだったので、GRE不要の学校に絞ってリサーチしました。

いいなと思う学校がGRE必須だったので候補から外した、というのはアメリカの学校だけでした。

推薦状2〜3通

大学時代の教授もしくは現職の上司からの推薦状が2~3通必要です。

私は大学が通信制で親しい間柄の教授などいなかったので、推薦状の用意が難しく、推薦状が2通でOKの学校に絞りました。

私は、専門学校時代(15年以上前です)の先生と、現職の上司にお願いしました。

ビジネス系の学部だと最低○通は職場の上司からと指定されたり、逆に研究色の強い学部だとアカデミック推薦状限定などと指定されることがあります。

どうしても指定の推薦状を用意するのが難しい場合は、理由を添えて入学課に問い合わせてみるといいです。その際に、それがネガティヴに働かないような訴え方をすると逆にいい印象を持ってもらえて効果的かと思います。

(アカデミック推薦状を用意するのは難しいが、その代わり希望する学部に深く関連する職歴があるのでぜひ上司からの推薦状を提出したい、など)

他必要書類

レジュメ、志望動機書(エッセイ)、研究計画書、ライティングサンプル(学部時代に書いたレポート、卒論を短くしたものなど)などが必要です。

留学エージェントを通していると、こういう資料の作成も手伝ってもらえるようです。

私はエージェントを利用していないので、WORDVISE(ワードバイス)という翻訳サポートを利用しました。

https://wordvice.jp/

レジュメや志望動機書は色々なサイトを見てテンプレを参考に作成し、全てこちらの翻訳サポートで添削していただきました。

文章の添削だけでなく、フォーマットから言い回しまで丁寧にアドバイスがもらえます。

私は、一度添削してもらって、それを参考に作成し直し、また添削してもらう、という作業を3回ほど繰り返し、納得の行く書類が出来上がるまで見ていただきました。

もう直さなくてもいい部分は省いて文字数をカウントしていただけるので、必要な費用だけ支払えばいいところも魅力でした。

ライティングサンプルは学部時代に作成した日本語のレポートを自分なりに英訳してまとめ、一度添削してもらったものを提出しました。

日本語から英語への翻訳依頼は高額になるので、特に文字数が多くなるライティングサンプルは、自分で英訳してから添削・校正に出されるといいです。

希望する教授へのコンタクト

これは必須ではないと思いますが、私は第1志望校の教授一人だけコンタクトを取りました。

オンラインで出願する時に、「事前にコンタクトを取っている教授はいるか」「希望する教授はいるか」などの質問項目がある学校もあります。

その時に名前を書ける教授がいることは大きいと思います。

私の場合はいきなり教授に直接コンタクトしたのではなく、出願要件について志望学部に問合せて少しメールをやり取りしていた際に、

担当してくださった方が「あなたの研究したい分野に精通している教授がいる」と、教授の名前を教えてくださいました。

その後、その教授に直接連絡を取ってみたという感じです。

教授に連絡した内容は、自分が研究したいと思っている内容を簡単に説明して、その教授が来年度に生徒を受け入れる予定があるかどうかを伺いました。

あとはメールにレジュメを添付しました。

幸いとても感じの良い教授で、「あなたの出願を待っていますね」と返事をいただけました。

お金の見積もり

最後にお金の話です。

学費

学費は学校やコースによってかなり大きく異なるので、大学ホームページで徹底的に調べましょう。

奨学金

応募できる奨学金についても積極的にリサーチされるといいです。

フルブライト奨学金は語学要件がわりと低めですが、締め切りが早いので要注意です。(私は、調べた時にはすでに締め切られていて応募できませんでした。)

英語試験受験料

TOEFLやIELTSの受験料がなかなか痛いです。1回25000円くらい、しかも一度で必要スコアを取れなかった場合は何度も受けることになるので、かなり大きい出費になります。

私はIELTSもTOEFLも受験しました。


英語試験対策のための費用、例えば参考書代や、オンライン英会話や予備校に通われる方はその分の費用もかかります。

大学への出願料

大体3~5校に出願する人がほとんどだと思いますので、その分の出願料がかかります。

私が受験したカナダの学校は大体100カナダドル〜一番高い学校で160カナダドルほどでした。

留学エージェントやセミナー

他にも、留学エージェントを利用するなら数十万円という単位での出費になります。私はなるべく費用を抑えて自力で進める計画だったので、留学エージェントは利用しませんでした。

ただ、いくつかのエージェントのサイトを訪問し、無料で閲覧できるページで有力な情報が載っていれば参考にしていました。

まとめ

以上、日本にいながら海外大学院に合格するために私がやってきたこと、今回はどんな準備が必要かということをまとめました。

これからも少しずつ、私の経験談を記事にしていきたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


ABOUT ME
Ka
カナダ在住のシングルマザーです。 2020年3月に日本大学通信教育部を卒業、2020年秋にカナダの大学院に入学、つい最近卒業しました。 主に、自分と子供の英語学習、通信制大学の勉強法、海外大学院受験、カナダでの生活について書いています。